出場機会に恵まれなかった大分トリニータのFW三平和司(31)と伊佐耕平(27)がチャンスに結果を出して7試合ぶりの勝利に導いた。

前半42分、19戦ぶり3戦目の先発となった三平が今季初得点を決めると、伊佐も負けてはいない。「J1(リーグ)初スタメンでわくわくした」と燃え、前半ロスタイム1分、相手GKのクリアボールを頭で決めてJ1初得点だ。同42分には、パスカットから先制点をアシストしており「全員がゴールをこじ開ける目標で1週間やってきた。2点取れて良かった」と声を弾ませた。

片野坂知宏監督(48)も2人の活躍に「どういう組み合わせがいいのか考える中、トライさせた。結果を出した2人(の活躍)が大きかった」とたたえる奮闘ぶり。主力のU-22日本代表DF岩田智輝(22)、タイ代表FWティティパン(26)が9月上旬のけがで長期離脱。戦力低下が懸念されたが総力戦で貴重な勝ち点3を奪った。