北海道コンサドーレ札幌MFチャナティップ(25)が、28日アウェー鹿島アントラーズ戦では攻撃陣の「かじ取り役」となる。25日、札幌ドームサブグラウンドでの練習に参加。ミニゲームでは、主力組で定位置のシャドー(1・5列目)に入り、キレのある動きを見せた。

次節は主力1トップのFWジェイ(37)と、開幕から全試合出場のFW鈴木武蔵(25)が出場停止。今季9試合、直近では7試合連続で前線のトリオを組んだ2選手が不在だけに、チャナティップの奮闘が求められる。「2人がいない状況で(対応する)練習をやってきた。いい感じだと思う。僕がゲームメークする」と、期するところがあるようだ。

5試合ぶりに黒星を喫した前節ベガルタ仙台戦後、3日間のオフを利用してタイへ帰国した。「家族に会えただけでリフレッシュできた」。今月初めはタイ代表としてワールドカップ(W杯)予選にも臨んでおり、疲れた心身を癒やし、スッキリさせた。残るリーグ8試合を走り抜く充電は完了。「鹿島は強いチームだけど、残りの試合を勝ち続ければ、トップにもいける。チームの勝利に貢献できるプレーをしたい」。現在7位からの巻き返しを狙っている。【保坂果那】