湘南ベルマーレはホームで清水エスパルスに前半だけで4失点を喫するなど、クラブ歴代ワーストタイの6失点で大敗し、リーグ戦2連敗となった。

これで8月13日からパワハラ疑惑で曹貴裁監督が活動自粛して以降は5試合勝利なし。試合後は怒号を飛ばすサポーターもいた。真壁潔会長や、代行で指揮を執る高橋健二コーチ、坂本紘司スポーツダイレクター、主将のDF大野和成らはゴール裏へ向かい、サポーターと意見交換も行った。高橋コーチは「(サポーターから)チームが下を向いてバラバラになっている顔は見たくないという風な話があった。そんなことはないと伝えましたし、まだ終わったわけではないので、上をむいて、ひとつになって戦っているということを話させてもらいました」と明かした。

大野も「ふがいないですね。大敗しましたし、サポーターの方の悔しい気持ちも分かります」とチームの戦いぶりに悔しさをにじませた。敗因にはプレスの強度を挙げ「今日は湘南らしい戦い方ができていなかった。また次の試合がくるので、もう1度練習からやるしかない」と必死に切り替えていた。