ヴィッセル神戸FWダビド・ビジャ(37)が3日、神戸大医学部付属病院に入院中の子どもたちを慰問した。

「サッカー選手に会いたい」という子どもたちの要望を受け、病院側からの依頼をクラブが快諾して実現した。現在、得点ランク1差3位の12得点と活躍するビジャとの対面に子どもたちは大喜び。代表してあいさつした里崎皓太くんが「入院して10カ月になりますが頑張れます。なぜならビジャ選手に会えたからです」と話すと、感激したビジャは着ていたユニホームをプレゼントした。

「スペインでもこういう文化があって、よくクリスマスの時期に行っていた。子どもたちのワクワクした表情を見ることができたが、病気を闘う中で少しでも助けになればと思う」とビジャ。自身も4歳のころ、右大腿(だいたい)骨を骨折し、医者から「サッカーは続けられないかもしれない」と言われたほどの大けがを負ったという。

「8カ月入院したが、今は自分のキャリアでも問題を感じたことがない」。12月3日には38歳の誕生日を迎えるが衰え知らず。今後も世界レベルのプレーで子どもたちを勇気づける。