前節10位のヴィッセル神戸が勝利を収め、自力でJ1残留を決めた。

後半31分、MFイニエスタ、山口を経由したパスを、ゴール前左で受けたFW古橋が左足を振り抜いて決勝点を奪った。日本代表に初選出されたばかりの古橋が、所属クラブに戻って最初の試合で結果を出した。今季10点目。

13日に今季限りでの引退を表明した神戸のFWビジャにとっては、引退発表後最初の試合。前半からシュートを連発したが、後半途中で退いた。ビジャとFWポドルスキ、イニエスタのVIPトリオが先発でそろったのは、3月30日G大阪戦以来約8カ月ぶりだった。イニエスタは前半32分と同終了間際に絶妙の右足シュートを放ったが得点には至らなかった。

前節5位のセレッソ大阪は、最近9試合で7勝1分け1敗と圧倒的な勝率を誇ってきた。前節までの31試合で23失点というJ1最少失点の堅守が自慢。この日は後半途中からMF清武が8月24日磐田戦以来8試合ぶりに出場。右大腿(だいたい)部裏側を痛めて必死にリハビリをしてきた。

だが結果は終始押し込まれ、後半終了間際の反撃もゴールにならず。ACL出場権を得る3位以内へは痛恨の1敗となった。