セレッソ大阪がホーム最終戦を逆転で制した試合後、今季限りの引退を表明したDF藤本康太(33)の引退セレモニーが行われた。この試合はベンチ入りしたが、出番はなかった。

2005年にJ1デビューから15年、C大阪ひと筋で歩んできた。同僚だった日本代表MF南野拓実、元日本代表MF香川真司、FW乾貴士らが惜別のビデオメッセージを寄せた。

選手全員が背番号4のユニホームを着用した中で、藤本は「自分はケガが多くて貢献できたかは分からないが、サポーターの温かい言葉が励みになり、力になりました。15年の中でいろいろなことがあって、降格と昇格も繰り返した中で(17年度に2冠の)タイトルをとれたことが最高の思い出です。最高のチームメートがいる中でひと筋で終われたことは誇り。これからも応援していきます。本当に15年間、ありがとうございました」と涙ながらにあいさつ。最後は胴上げで送られた。