浦和レッズが、湘南のU-22日本代表DF杉岡大暉(21)獲得に向けて正式オファーを出していることが16日、分かった。

東京オリンピック(五輪)の主軸候補に対しては鹿島も条件提示しており、争奪戦となっている。湘南は14日にJ1残留を決めたものの引き留めは難しい情勢だ。浦和は12日に発表した、22年のリーグ優勝を目指す再建3カ年計画の柱として杉岡の完全移籍加入を熱望しており、本人の決断など今後の交渉の進展が注目される。

市立船橋高(千葉)時代は高校NO・1センターバックと呼ばれ、4クラブ競合の末に湘南入り。プロ入り後は182センチの体格を生かし、攻守に強い左ウイングバックとして活躍してきた。A代表デビューした今夏の南米選手権では左サイドバックで全3試合にフル出場した万能型だ。浦和の本拠埼玉では昨年のルヴァン杯決勝(対横浜)でV弾を決めてMVP。今年5月17日には「令和の大誤審」を引き起こす幻のゴールで強烈な印象を残している。