J2アルビレックス新潟の仕事始めの6日、GK大谷幸輝(30)が選手一番乗りでクラブハウスを訪れ、下半身の筋力アップを中心に約3時間トレーニングを行った。

19年はリーグ戦全42試合に先発し、PA内シュートキャッチ率39・7%とリーグ3位を記録。安定したポジショニングとキャッチングでゴールを守った。オフには大ファンの『ももいろクローバーZ』のクリスマスライブに家族で行き、心身ともにリフレッシュし、新年のスタートを切った。

今月、アルベルト・プッチ・オルトネダ新監督(51)がチームに初合流するが「バルセロナ仕込みのボールポゼッションサッカーでGKもパス回しに参加する印象」と話す。玉乃淳GM(35)からも足もとの技術が求められると言われている。今季からU-23代表に選出された小島亨介(22=J1大分)、新潟ユース出身の阿部航斗(22=筑波大)の若手GKが加入し、競争が激化する。プロ13年目、新潟で4季目を迎えるベテランは「毎日の積み重ねが大切。正GKの座は譲らない」と力強く語った。【小林忠】