J1川崎フロンターレは29日、神奈川・川崎市内の練習場でトレーニングを再開した。新型コロナウイルスの影響により、25日にJリーグが3月15日までの公式戦延期を発表したのを受け、26日から3日間はオフに予定を変更していた。当面の間は練習見学、サイン・写真撮影等を中止しているため、ファンの姿がない中、約1時間半の練習を行った。

主将のDF谷口彰悟(28)は「世界的なものだし、しっかり従って、こういう事態がいち早く収束してくれればベスト。(見学禁止は)僕らも人がいない雰囲気はいつもと違うし、サポーターも見て応援するのを楽しみにしてくれている人がいらっしゃる。我慢してもらっているので、早く事態が収束して、等々力でみんなで一緒に戦えるのを願いながら、お互い我慢しているという感じです」。

鬼木達監督(45)は「自分たちではどうしようもないこと。しっかり受け入れてやるべきことをやろう、決められている日程に全力でやっていこうと(話をして)スタートしました。(見学禁止は)お互いのためだと思うので、仕方がないと思っています。何かしらの形で、試合の結果なのか、それ以外で発信できるなら少しでもいい形で、しっかり活動している姿を分かってもらえればと思います。みんなが早く収束することを祈っています。それしかないです」と語った。