ガンバ大阪がFW宇佐美貴史(27)の5発で大阪ダービーを制した! 守っても宿敵セレッソ大阪を完封し本拠地で5-0の大勝だ。

5月2日は浪速のサポーターが最も燃える「ダービー」の日だった。新型コロナウイルスの感染拡大で、Jリーグは再開の見通しが見えない。待ち切れない人々へ、MBS(毎日放送)はeスポーツ「ウイニングイレブン」による関西4クラブの対戦を実現。MF福田湧矢(21)が操ったG大阪が、柿谷曜一朗(30)操るC大阪を粉砕。サッカーのある日常よ、早く戻ってこい!

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G大阪のエースFW宇佐美が強烈な輝きを放った。

5月2日。本来なら大阪のサッカーファンが熱く、熱くなる日だった。当初予定ではJ1リーグ戦、パナスタで大阪ダービーが組まれていた。しかし、憎むべき新型コロナウイルス感染の影響により試合の延期、延期でJリーグは再開のメドすらたっていない。

しかしダービーは行われた。G大阪の期待の若手でもある21歳MF福田に導かれ、宇佐美が躍動した。前半10分にPKを決めて先制すると、アデミウソンとのコンビで加点。後半に入るとさらに加速し、3発を追加してライバルを圧倒的に粉砕した。画面上のオンラインで…。

G大阪福田 めちゃくちゃ楽しかった。思った通りの展開。(ウイニングイレブンは)めちゃくちゃやってます。楽しかったです。(サポーターへ)暇つぶしになれば。

大勢のサポーターが、この試合を“観戦”した。生で声援を送ることができない、G大阪サポーターにとっては最高の展開。「自粛疲れ」吹き飛ばしだった。大阪ダービーは年間で最も重要な一戦で、昨季は1勝1敗。それを今季タイトル奪取のキーマンといえる宇佐美の大爆発で大勝した。

宇佐美は先月22日に自身のインスタグラムを更新。回ってきた「熱男リレー」を受けて「世界的に(新型)コロナウイルスの影響で厳しい状況の中、希望を捨てずに世界中ひとつになってこの危機を乗り越え、幸せな日常を取り戻しましょう。熱男!」とメッセージ。後輩の福田に操られたとはいえ、見事に結果を出した。

福田 (大阪ダービーを)やれたのはうれしい。

大阪ダービーは8月29日、C大阪の本拠地ヤンマースタジアム長居で予定されている。コロナに負けてたまるか! 熱い、熱いダービーは今年も必ず、やる。【実藤健一】

◆大会メモ 使用ソフトはスマートフォン版「eFootball ウイニングイレブン 2020」。対戦形式は1対1のシングル戦で試合時間15分。主催はMBS(毎日放送)で、関西地区では6月11、18日にMBSテレビの番組『YUBIWAZA』(深夜1時59分~)で放送される。