静岡県内のJリーグ4クラブが9日、新型コロナウイルスの影響で延期されていたリーグ戦の開催を前に、川勝平太県知事(71)を表敬訪問した。各クラブの代表者に加え、選手からJ1清水エスパルスDF立田悠悟(21)J2ジュビロ磐田MF山田大記(31)J3藤枝MYFCGK杉本拓也(30)同アスルクラロ沼津DF尾崎瑛一郎(35)が出席。決意を語った。

今月27日にJ2再開とJ3開幕を迎え、来月4日にJ1が再開する。立田は「練習ができることにすごく喜びを感じている。J1優勝の目標を達成できるように日々、頑張っていきたい」。尾崎も「この(自粛)期間を通じて改めて多くの支援を実感した。静岡を盛り上げ、元気を与えられるように頑張っていきたい」と、言葉に力を込めた。

この日は、4クラブの選手会が合同で立ち上げたプロジェクト「One Shizuoka Project」で実施したクラウドファンディングで集めた360万円を新型コロナウイルス対策費用として寄付。川勝知事は「本当に素晴らしいチームを(県内に)持っていると改めて感じた。県民を代表してお礼を申し上げます」と感謝し、「最高のプレーを見せて県民に元気を与えてほしい」と4クラブの活躍に期待を寄せた。【前田和哉】