名古屋グランパスが20日、J3のFC岐阜と45分×3本の練習試合(岐阜・長良川)を行った。結果は2本目終了間際にMF阿部浩之(30)が決めたPKによる1点のみで、1-0(0-0、1-0、0-0)に終わった。

FW金崎夢生(31)、GKランゲラック(31)と新型コロナウイルス感染者が2人出た影響もあり、調整プランに狂いが生じた中で約3カ月ぶりの対外試合だった。

名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督(52)は「すべてすんなりいくとは思っていなかった。ゴール前でできなかったことは、しょうがないかと今日のところは捉えている。あとはやるべきベストのトレーニングをこなす」。7月4日のJ1再開(清水エスパルス戦)に向け、前向きに語った。

一方で選手は危機感を隠さない。唯一の得点を決めた阿部だが「正直、手ごたえはなかった。もっとチームとして効果的な攻撃ができるようにしたい」と課題を明確にあげ、「あと2週間でしっかり上げていかないといけない。勢いをつけることが大事なので、(再開)初戦が大事」と気合を入れた。