Jリーグは23日、理事会を開催し、終了後にオンラインで取材に応じた村井満チェアマンが27日に迫るリーグ戦再開(J3は開幕)への思いを語った。

Jリーグは27日にJ2再開、J3開幕をもって、約4カ月ぶりに活動を再開する。理事会では再開へ向けた今季の試合開催可否決定条件や賞金の減額など、多くの項目が決議された。村井チェアマンは「実行委員会で何度か議論を重ねてきたことを理事会で諮りましたので、決議事項が多くなった。今日の理事会をもってなんとか再開、開幕に間に合ったかなと安堵(あんど)しております」と報告した。

村井チェアマンは活動が止まっていた4カ月間でスポーツの持つ価値を再認識したとも語り、「スポーツは一体どんなものかということをこれだけ考えさせられた期間はないなと正直、思います」と心境を明かした。新型コロナウイルスの脅威と戦いながらリーグ戦を運営していく今後についても意気込み「アフターコロナでも、相手と戦い、互いをたたえ合ったりといったスポーツそのものの持つ価値は変わらない。むしろ、そうした価値を再認識したつもりですので、そうした価値を世の中に伝えていくことに今まで以上に力を入れていきたい」と力を込めた。