鹿島アントラーズのザーゴ監督(51)が2日、リーグ戦再開を前にオンライン取材に応じた。

チームは6月27日に横浜FCと非公開で練習試合を実施。試合後ザーゴ監督は、FWカズ(三浦知良、53)とあいさつを交わす写真をインスタグラムで公開し、自身が柏レイソルでプレーした96年以来、約24年ぶりの再会を喜んでいた。

2人は約30年前、キャリアの序盤にブラジルで対戦していた。ザーゴ監督は「(選手と監督で)違う立場でお会いすることになったが、再会できて非常にうれしく思うし、サッカーはいろんな巡り合わせをもたらすと思った。53歳の彼がピッチ内で非常に質のいい動きを見せているのは喜ばしいこと」と、30年の時を経ても第一線で活躍し続けるカズをたたえた。

再開初戦となる川崎フロンターレ戦(4日、等々力)に向けては、相手を「優勝候補の一角」と位置づけた。中断期間はチーム構築において有意義な時間となったようで、「選手にはポジションを守ることを意識してもらった。そのゾーンにいれば、味方がどこにいるか認識しながらプレーできる。意思疎通を高めることができたし、ビルドアップや相手陣内でのプレッシャーのかけ方など、緻密に取り組むことができた」と手応えを明かした。