J2ジュビロ磐田DF石田崚真(24)が、「古巣」に成長した姿を見せる。7日は1日のオフを挟んで、練習を再開。石田は前節岡山戦で左サイドバックとして先発に抜てきされ、フル出場した。この日は軽めのメニューで調整。11日のホーム山口戦(ヤマハ、午後7時)は、特別な思いで臨む。

昨季まで山口でプレー。期限付き移籍先で武者修行した。今季磐田に復帰して迎える古巣との一戦は「点につながるプレーをしたい」と闘志を燃やしている。山口での在籍は約半年間。リーグ戦14試合に出場し、2得点を挙げた。主戦場はサイドバックだが「ゴールへの意識が変わった」とプレーの幅が広がった。

17年から2年間は、金沢に期限付き移籍していた。J2での出場数はこれまで計81試合。長く厳しいJ2の戦いを熟知している。石田は「先制されると引いてくるし、蹴ってくるチームもある。J2では特に先制することが大事」と強調した。チームはリーグ再開後の2試合で1分け1敗。次戦は勝利だけを見据えて、全てを出し切る。【神谷亮磨】