ジュビロ磐田は今季ホーム初黒星を喫した。徳島ヴォルティス戦の前半7分、相手CKから失点。同22分にはPKを決められ、0-2で敗れた。本拠地ヤマハスタジアムでは今季5戦目で、無得点に終わったのは初めて。相手の倍以上のシュート15本を放ったが、ゴールネットを揺らせなかった。

得意のホームで敗れ、選手たちはうなだれた。磐田は前半7分、CKから先制点を許した。フベロ監督(46)が「相手はセットプレーが得意」と、警戒していたCKで失点。同22分にはPKで追加点を許した。2点を追う同44分、右CKからFW小川航基(22)がヘディングシュートを狙うも、相手GKが好セーブで阻止。最大の決定機も生かせなかった。

徳島は昨季4位で、J1参入プレーオフ決定戦まで勝ち進んだ難敵。守備を固める相手を崩せず、術中にはまった。MF上原力也(23)は前半だけで3本のシュートを放つも、ゴールの枠を捉えきれず。苦し紛れに上げたクロスもことごとくはね返された。

後半14分には、FW小川航に代えてFW中野誠也(25)が途中出場。前節初ゴールを挙げたストライカーが入り、反撃を試みた。「勝利に貢献するプレーをしたい」と前線から献身的に走り回ったが、ゴールには結びつかなかった。

4戦負けなしだったホームで今季初黒星。またしても連勝を逃した。中3日で迎える次節以降は、琉球と愛媛でのアウェー連戦となる。敵地で連敗中のチームにとって、過酷な戦いが待っている。【神谷亮磨】