Jリーグで26日に予定されていた、J1第7節のサンフレッチェ広島-名古屋グランパス戦(午後6時開始予定・エディオンスタジアム広島)が中止になった。

広島の発表によると名古屋に3人の感染者が出たため。

名古屋は25日にDF宮原和也(24)が感染したと発表していた。

開催可否の判断は、どのようになされたのだろうか。

Jリーグは再開にあたり、規約などを見直し、新型コロナウイルス対応ガイドラインなどを作成した。

改正された試合実施要項には、次のようにある(一部抜粋)。

第13条の3[新型コロナウイルス感染症の影響下での試合開催可否判断方法]

公式試合を行うチームがエントリーする時点においてJリーグ登録している選手に、新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けた者(中略)が存在する場合(中略)、当該チームが行う公式試合の開催可否の判断は、以下各号の定めに従う。

宮原らを登録していた名古屋が「当該チーム」で広島戦の開催可否の判断が必要になっていた。

<1>当該チームにおけるエントリー可能な選手の人数が、トップチーム登録(中略)の選手14名(ゴールキーパー1名を含む。以下「基準選手人数」という)以上である場合、当該試合は予定通り開催される

名古屋はJリーグの公式検査で陰性判定を得て、なおかつ、エントリー時点で体温が37・5度未満、いわゆる濃厚接触者の認定などを受けていない状態の選手を、GK1人を含む14人を試合登録できれば、ルール上、試合は開催できた。

<2>当該試合開催の2日前の正午時点からエントリー開始時点までの間に基準選手人数に満たない可能性がある場合、当該チームは直ちにJリーグに連絡のうえ、試合開催に向けて最大限努力しなければならない

エントリーは「キックオフ時刻の150分前まで」なので、今回は26日午後3時半がメドだった。

<3>前号の努力にもかかわらず、当該試合の開催が困難であるとチェアマンが判断した場合、当該試合は中止することができる

中止の場合、最終判断は村井満チェアマンが下すことになると、ある。