北海道コンサドーレ札幌は29日、6戦ぶりの白星をかけてホームで名古屋グランパスを迎え撃つ。28日、札幌・宮の沢で前日練習を行った。2日連続で軽めの調整で終えた。18年の就任後ワーストの5戦未勝利(1分け4敗)と苦しむミハイロ・ペトロビッチ監督(62)は「何か特別な事をすることはない。これまでやってきたことを継続して勇気を持って戦うだけだ」と力を込めた。

名古屋とは過去7勝1分け6敗と五分五分の戦績だが、現在リーグ3位と好調な相手は今季の総失点が18チーム中唯一の1桁8失点と堅守を誇る。指揮官は「組織で守備をしてくるチームで崩していくのは簡単じゃない」と認め「走る、戦う、規律を守る、そして攻守の切り替えしっかりすることが必要だ」と勝利する上での条件を語った。

リーグが再開した7月は3勝3分けと好発進しながら、過密日程で故障者が相次いだことなども影響して8月は一転して未勝利。公式戦8試合が組み込まれた8月最後の一戦はクラブのJ1ホーム通算200得点と50勝がかかる。ペトロビッチ監督は「勝利するチャンスはもちろんある」と自信をのぞかせた。【浅水友輝】