名古屋グランパスのFW相馬勇紀(23)が3日、オンラインで取材に応じ、5日の鹿島アントラーズ戦(豊田ス)に向けて意気込みを語った。

相馬にとって鹿島は昨年8月から約5カ月間、期限付き移籍で在籍した古巣戦になる。「毎試合全力で戦うのは変わらないが、鹿島は所属したことで知っている選手もいるし、気持ちも入る。名古屋の勝利のために、ホームで全力で戦いたい」と必勝を誓った。

相馬は今季、開幕から11試合1得点。得点は7月4日清水エスパルス戦で決めて以来、出場9試合で記録できていない。「とにかく自分のできることで、チームの力になることが大切と思っている。それがよかった時は、爆発的なスピードを最大限に生かせていた」と話す。勝利のためにも、アシストや得点の結果がほしい。

鹿島とは2月16日のルヴァン杯1次リーグ開幕戦で対戦し、1-0で名古屋が制した。J1リーグ戦では名古屋が現在4位、鹿島は9位だが、相手は調子を確実に上げており、互角の戦いが予想される。

「鹿島はここ最近、多く勝っている。ザーゴ監督になって、ポゼッションのスタイルと勝負強さも備えたチームに変わっている印象」と警戒する相馬は、「自分のよさを生かし、仕掛けてチャレンジしていきたい。いい時はペナルティーエリア内でのプレーがたくさん出ているので、より増えていければと思う」。ルヴァン杯は準々決勝での敗退が決まり、J1優勝へ正念場となる9月の戦いが始まる。【横田和幸】