横浜FCが13日のホームでの名古屋グランパス戦で連敗脱出を狙う。横浜FCの下平隆宏監督(48)が11日、オンラインで取材に応じ「スタイル的には五分にやり合えるのではないか」と自信をのぞかせ「ゴール前の決定機を決められるか、守れるかがポイント」と語った。

9日にはFC東京に惜敗も19歳のMF安永玲央ら新戦力が躍動。負傷者が続出する厳しい台所事情の中での新戦力の活躍に、指揮官は「リーグ3位の東京に内容的には五分五分のゲームができた。安永や瀬沼も試合に出た中で、ある一定の手応えはつかめたかなと思っています」と手ごたえを口にした。

安永はリーグ戦デビューで、父はサッカー指導者、解説者の安永聡太郎氏。下平監督はリーグ戦デビューとなった安永に「彼自身、今年が勝負の年と認識してプレーしている感じがある。去年まではメンタル的に不安定なプレーがあったりしたが、今年に入ってメンタル面で成長して、ルヴァン杯も良かったですし、リーグ戦もタイミングがあればと思っていた。準備が生きているなと言う感じはした」と目を細めた。

現在、チームは3連敗中。その中で迎えるリーグ最少失点の名古屋戦だが、下平監督は東京戦を踏まえ「攻撃面でやりたいこと、狙いはだいぶ出せている。勝ち点は拾えていないが自信を付けている部分がある」と前向きだ。ただ、隙を突かれる失点が続いていることに「もう少し集中力、強さが必要」と課題を掲げていた。