Jリーグは15日、来季から全クラブのユニホームの背番号と選手名の書体デザインを統一すると発表した。デンマークのデザイン会社「コントラプンクト」が作成した新フォント「Jリーグキック」を採用する。

DAZN(ダゾーン)での配信開始に伴い、視聴環境がスマホなどの小さな画面に移行したことを受けて、視認性の向上を目指したもの。この日、理事会後に会見した村井チェアマンは、2年前からプロジェクトが進行していたことを明かして「個人を認識するところからサッカーのファンの裾野が広がると考えたとき、背番号や名前の視認性が低いことを懸念していた。プレミアリーグは全クラブのネーム&ナンバーを統一して、リーグのオウンドメディアでもそろえていた。こうしたブランディングへの投資をプレミアリーグはずっと続けている、この学びがプロジェクトのスタートだった」と振り返った。

審判の協力のもと、スタジアムでの視認性テストも実施済み。青、赤、黒(以上、背番号は白ぶち)、白、黄(以上、背番号は黒ぶち)の5色展開で、使用する色は各クラブが希望できるという。「Jリーグオフィシャルネーム&ナンバー」として、リーグは来季のみならず、長期的に使用する方針だ。