横浜FCが大分トリニータに0-1で惜敗した。横浜FCのGK六反勇治が8月30日のセレッソ大阪戦以来、4試合ぶりに先発復帰。1-0で迎えた前半41分、大分MF田中のPKをストップするなど奮闘したが、1点が遠く勝ち点を手にすることができなかった。

六反はPKの際、大分イレブンのやりとりを見て、田中がPKキッカーでなかったことを察知。大分の片野坂監督によると、田中が自分のシュートがハンドを誘発しPKを獲得したことで、自ら志願してキッカーになったという。六反は「しっかり我慢してやれればチャンスがあるかなと。チームが悪い出来の中で、2点目とられると、相手が勝利を引き寄せてしまうような展開だった。落ち着いて対応できた」と振り返った。

前半は相手の激しいプレスに押され、防戦一方。後半はFW瀬沼を投入し相手の裏へ飛び出す効果的な攻撃を見せるも、決定機を決めきることができなかった。六反は「チームとしては前半45分は、今年一番悪いでき。そこから勝ち点を取るには、逆転する力を見せないといけない。チャレンジャーの精神を持ってJ1に挑んで行けたら」と次節の川崎フロンターレ戦へ切り替えていた。【岩田千代巳】