横浜FCの下平隆宏監督(48)が、古巣の“置きみやげ”の得点阻止へ意欲を示した。

1日、3日の柏レイソルとの対戦に向けオンラインで取材に応じた。現在、リーグ得点ランキング1位のFWオルンガは、下平監督が柏のGM時代に獲得した選手。複数の候補がいた中で、ケニア出身でスペインでもプレー経験があるオルンガが最後まで気になり獲得を決意したという。

「来てもらって、実際に話をすると性格もすごくいいですし、ポジティブで人間性も素晴らしい。うまくいけば大活躍すると思いました」と当時を振り返った。

今やオルンガは柏のエースで、まさに下平監督の“置きみやげ”だ。いかに止めるかが勝敗の鍵となる。指揮官は「1人ではなかなか止められないので、ボランチがプレスバックしたり。中盤からの(オルンガへの)配球も気を付けないといけない」と気を引き締めた。

前半戦では柏に3-1で勝利しており「今回もうまく(オルンガを)止めることができれば守備陣は自信になる。そういった選手を止められるようにしていきたい」と意欲を見せ、古巣への対戦に「勝ちたい」と特別な思いを口にした。【岩田千代巳】