仙台は、週刊誌による知人女性への暴行報道を受け主力だったMF道渕諒平(26)を契約解除してから一夜明けた21日、仙台市内で24日の名古屋戦(アウェー)に向け非公開練習を行った。

当初、報道陣に公開予定だったが、20日夜に急きょ非公開となった。選手たちには、20日に今回の一連の不祥事と契約解除について、菊池社長から説明があった。一夜明けても、動揺が広がる中、練習後に木山監督とMF関口らがオンライン取材に応じた。

リーグはここ13戦未勝利。湘南が鳥栖と引き分け、ついに最下位に転落した。コロナ禍で深刻な経営危機にも直面している。追い打ちをかけるように主力の1人で、今季13試合出場の道渕が契約解除となった。関口は「影響があるかないかと言われたら、あってもおかしくないと思います。チームが置かれている状況、チームが勝てていない状況で、非常に厳しい風が自分たちに吹いている。今いる選手は、しっかりやらないといけないと思います」と正直に述べた。木山監督は「我々はピッチの中で、試合で結果を残すために全力で戦うだけ。全員でこのピンチを乗り切っていけるように団結すること、力を出し尽くして戦うことが重要だと思います」と語った。【山田愛斗】