全国高校サッカー選手権の大阪大会決勝は14日に、大阪市のヤンマースタジアム長居で02年度以来の優勝を狙う金光大阪と履正社が対戦する。

金光大阪は12日、高槻市内の同校で調整。準々決勝で16年度優勝の東海大大阪仰星を延長の末に5-4で撃破し、準決勝では17年度優勝の大阪桐蔭に1-0で競り勝った。ダークホース的存在で、乗りに乗っている。

強豪校ひしめく大阪とあって決勝は11季ぶり。DF横窪皇太主将(3年)は「学校として久々の決勝。気持ちの部分で勝ちたい。前評判は履正社かもしれないけど、関係ないです」と話した。履正社は来季の湘南加入が内定しているMF平岡大陽(3年)を擁する。自由な動きをさせないことが、勝利への近道になる。岩松哲也監督は「今年のテーマは『切り替え』。前の試合の課題より、次どう戦うかを意識させてきた」。前評判を覆してきた金光大阪が、18大会ぶりに全国の扉を開く。【佐藤あすみ】