今季からJ3藤枝MYFCの指揮を執る倉田安治新監督(57)が12日、藤枝市役所を訪れ、北村正平市長(74)を表敬訪問した。

監督としての“初仕事”となったこの日はスーツ姿で登場。自身も生まれ育ったホームタウンに戻ってきた指揮官は「監督としてオファーをもらったときは正直うれしかった。だんだんと重圧もかかってきているけれど、力に変えて頑張りたい」と所信表明した。

藤枝市出身の指揮官はクラブ史上初。高校時代は名門・藤枝東でプレーし、筑波大を経て、ホンダFC(当時は本田技研)でもプレーした。地元出身の監督を温かく迎え入れた北村市長は「うまく選手を育て、いいチームをつくってほしい」と期待した。チームは18日の始動後に新体制も発表する。今季のクラブの目標は、来季のJ2昇格を決めること。倉田監督は「1試合1試合全力で戦っていく」と力を込めた。【神谷亮磨】