J3アスルクラロ沼津を退団し、J2ジュビロ磐田のトップチームコーチ就任が決まった元日本代表FW中山雅史(53)が13日、解説を務める「報道ステーション」に出演し、心境を語った。冒頭で「プレーヤーとしてのトレーニングをひとまず、ひとまずお休みさせていただき、今季は磐田のコーチとして活動します」と説明。「引退」の二文字は口にしなかった。

さらに、「みなさんがその言葉を使うのは構わない」と前置きした上で、持論を展開。「引く、退くという言葉を使っちゃうと、逃げ場がなくなってしまう気がして。どこかその言葉にあらがいたい、受け付けたくないと思っている」と最後まで口にしなかった。

磐田は17日に新体制を発表する。18日のチーム始動がトップチームコーチとしての初仕事となる。中山は「コーチ業はおろそかにすることなく、選手と向き合って、監督をサポートし、全力を投じます」と決意を口にした。