J1清水エスパルスFW後藤優介(27)が、地元の鹿児島で決意を新たにした。鹿児島キャンプ2日目の2日、同市内で行われた練習に参加。

鹿屋市出身で「桜島を見ると地元に帰って来た感じがする。ここから準備をしっかりとしていきたい」と力を込めた。

加入1年目の昨季はリーグ戦32試合に出場。レギュラーの座を守った。しかし、今季も先発で出られるという保証はない。ロティーナ新監督(63)を迎えた今季のチームには、11人の新戦力が加入。そのうち3人がFW登録で、定位置争いは横一線だ。この日の11対11のミニゲームでは、攻撃的なポジションでプレー。「タイミング良くボールを受ける部分を意識した」と振り返った。

キャンプは10日まで。6日にJ2ジュビロ磐田、9日にはJ2松本山雅FCとの練習試合が組まれている。「チームの狙いを理解し、試合で出せるようにしたい」と後藤。27日のリーグ開幕・鹿島アントラーズ戦へ向けてアピールを続けていく。

○…練習後にオンライン取材に応じたロティーナ監督は「すばらしい環境で練習させてもらっている。有効活用して毎日を過ごしたい」と話した。この日は狭いエリアでのミニゲームなどで、攻撃時の狙いをチームに伝えた。「攻撃に特化して確認できた。目標の主導権を握るサッカーをつくり上げていく」と意気込んだ。