名古屋グランパスのMF稲垣祥(29)が5日、キャンプ地沖縄でオンライン取材に応じた。1月30日から始まった合宿は今月13日まで行われ、ほぼ折り返し地点にきた。

3日に今季初の練習試合を終えた稲垣は「チームとしては、まだ1試合だけ。まだまだ状態は上がっていくし、連係を含めて積み重ねていかないといけない」と話した。

サンフレッチェ広島から昨季、名古屋へ移籍。1年目から全34試合に出場するなど不動の地位を築いた。MF米本とのダブルボランチはJリーグ屈指とも呼ばれ、今季はそこに元日本代表のMF長沢が浦和レッズから加入してきた。

「ヨネ君(米本)に関しては去年から分かっているし、(長沢)和輝は賢い選手で話もできる。試合をやりながら合わせていけばいい。そういう意味では心配していない」という稲垣は「新加入選手がいてもチームのベースがあり、バリエーションは昨季より増やしていける」と、総合力アップに自信を見せた。

名古屋はキャンプ中に残り3試合の実戦があり、28日のJ1リーグ開幕戦でアビスパ福岡とアウェーで対戦する。昨季は3位に入ったことでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)にも出場する。