横浜F・マリノスが、5年ぶりにJ1復帰したアビスパ福岡と対戦し、今季リーグ戦初勝利を挙げた。

序盤は相手のプレスに苦しんだが、前半37分にFWエウベルのシュートがペナルティーエリア内の福岡DF重広卓也の左腕に当たり、PKを獲得。このチャンスをMFマルコス・ジュニオールが落ち着いて決めて、試合の流れをつかんだ。

後半18分には、ペナルティーエリア外でボールを受けたDF小池龍太が右足を振り抜き、ゴール左隅にミドル弾を決めて、2点目。同29分にCKから1点を返されたが、試合終了間際に、右サイドでボールを持ったFW水沼宏太のピンポイントクロスをFW前田大然がダイビングヘッドで決め、勝利を引き寄せた。

中2日の厳しい日程で勝利をつかんだポステコグルー監督は「前半は距離感、連動性が良くなかったが、しっかり修正できた。勝つことによって信じる気持ちも強くなってくる」と振り返った。

今季初先発でゴールを決めた小池は「こういう試合で結果を残すことができてうれしい。(ゴールは)練習していた通り。ああいうシュートでチームを救っていきたい。タイトル奪還を目標に掲げているので、マリノスらしいサッカーで一歩ずつ進んでいきたい」と話した。