ベガルタ仙台は2011年3月11日の東日本大震災から10年を迎える前日に大敗した。アウェーでサガン鳥栖に0-5で敗れ、前節6日のホーム開幕戦でJ1王者川崎Fに1-5で屈した悪い流れを引きずる結果になった。2戦連続の5失点以上はクラブ初の屈辱。J1でも史上9例目のワーストタイ記録となった。

再び悪夢を見た。前半5分、オフサイド判定が約3分間のVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)検証で覆り先制を許した。その後も同25分、同39分と立て続けに3失点。同ロスタイムにはFW赤崎がPKを失敗し、反撃のチャンスを逃した。後半から3バックにシステム変更。同7分、FWマルティノスが利き足とは逆の右足で強烈なミドルシュートを放ったが、クロスバーに嫌われた。同11分、同ロスタイムにも追加点を許した。

DF平岡は「早い時間に失点して勢いを与えてしまった。最初の早い段階での失点がすべてだった」。DF真瀬は「必ず結果を残して勝利に貢献したかったが、自分の力のなさを感じた試合になった」。次戦は13日にアウェーで湘南と対戦する。