名古屋グランパスのDF宮原和也(24)が11日、オンライン取材に応じ、次節13日のヴィッセル神戸戦(ノエスタ)に向け警戒心を強めた。名古屋は開幕3連勝、神戸は2勝1分けで無敗同士の対決になる。

10日のアウェー柏レイソル戦に、今季初めて先発した宮原は1-0の勝利に貢献し、昨年9月30日神戸戦以来のフル出場を果たした。

攻守ともにハイレベルな右サイドバックは「神戸は1発で裏に出せる選手、そこに走り込める選手がいるので、準備しないといけない」。MF山口蛍とFW古橋亨梧のホットラインなどを頭に浮かべ、2試合連続の先発へ心の準備も整えた。

敵地ノエスタは、選手にとっては滑りやすいピッチで有名で「実際に昨年、プレーして本当に滑るのは滑るので、体の向きや一瞬のところでやられるかもしれない。常に集中していないといけない」。その昨年9月の神戸戦では0-1で敗れたが、決勝点を奪われたMFイニエスタは故障の影響で今回は欠場する。

昨年はけがや体調不良もあり、20歳のDF成瀬に先発を奪われた。今季は沖縄キャンプから好調で「走り込みなどをこなすことで状態はいい。これからメンタル、フィジカルともに、まだまだ上がってくると思う」と、さらなる実力を証明するつもりだ。

サンフレッチェ広島から17年途中に名古屋移籍。J1通算も85試合になり、大台が見えてきた。22日に25歳になる宮原の活躍が、名古屋の11年ぶりの優勝のカギを握る。