名古屋グランパスはホームで東京とスコアレスドローに終わり、開幕からの連勝は6でストップした。東京の高い位置でのプレスに攻撃の芽を摘み取られる展開で、最大のチャンスは後半37分に訪れた。ゴール左のFK。途中出場のFW相馬が直接狙うが、ボールは惜しくもゴールポスト右に外れた。

ただ、不敗は7戦連続に継続した。福岡との開幕戦でオウンゴールで1失点したのを最後に、6試合連続無失点と「鉄壁の守り」は威力を発揮。フィッカデンティ監督も「しっかり守る東京が強かった。(得点機の)シーンが少なかった」と相手をたたえた。

一方で「守れる強み」は手ごたえを増す。指揮官は「丸山がいいプレーを続けている」と要の主将を持ち上げた。前日2日に第2子の男児が誕生したばかり。誕生祝いのゴールこそ生まれなかったが、しっかり守ったお父さんが勝ち点1をもたらした。