J1清水エスパルスが堅守を軸に、4試合ぶりの勝利を狙う。18日のアウェーG大阪戦(パナスタ、午後5時)に備え、17日は静岡市内で最終調整。DF奥井諒(31)とロティーナ監督(63)が、練習後のオンライン取材に応じた。

チーム全体で守備の自信を深めている。11日の前節・神戸戦(1△1)では、連動したプレスが機能。立ち上がりから主導権を握り、優位に試合を進めた。終盤に同点とされたが、被シュートを5本に抑え込んだ。左サイドバックで先発した奥井は「勝たなければいけない内容だった」。その上で「前からのプレスがうまくいった。この1週間は、さらにプレスを磨き上げてきた」と話した。指揮官も「修正点は少なかった。相手にスペースを与えず、チャンスを許さない守備ができている」と強調した。

昨季2位のG大阪は、前節で今季初勝利を挙げた。調子を上げてきた相手について、奥井は「個人のクオリティーで得点を奪えるチーム」と警戒を強める。難敵だが、勝利だけを目指す。「結果が勢いを与えてくれる部分もある。内容も伴わせて、勝ち点3をつかむ」と力を込めた。【古地真隆】