J1アビスパ福岡に今季深セン(中国)から期限付き移籍で加入したカメルーン人FWジョン・マリ(28)が「フォア・ザ・チーム」を強調した。

29日の練習後オンライン対応。自分の強みについて問われ「強みはチームメートです。チームメートがいなければ自分はプレーできない」。あらためて福岡の印象に「J1で生き残るため戦うことでひとつになっている」とし、自らも徹底したチームへの尽力を誓っている。

28日のルヴァン杯・北海道コンサドーレ札幌戦では後半途中出場しJリーグデビュー。その際「まずチームにフィットすることから入った」という。チームへの献身的なプレーから、ロスタイム4分に同点に追いつく移籍後初ゴールを決めることができた。

実は1月に中国に戻る予定だった。しかし、家族が新型コロナウイルスに感染した影響で中国に戻れず、移籍期間に間に合わなかった。そして、福岡移籍が3月1日に発表されていた。他にも選択肢はあったが「日本人や文化を知ってみたかったので移籍を決めた」という。

家族思い、チーム思いの頼れる新外国人ストライカーが運命の新天地で活躍を期した。【菊川光一】

※センは土ヘンに川