鹿島アントラーズの相馬直樹監督(49)が30日、5月1日の横浜FC戦に向けオンライン取材に応じ、立ち上がりの重要性を説いた。

4月14日に解任されたザーゴ前監督に代わり就任。公式戦は2勝2分けで、直近の28日のルヴァン杯、サガン鳥栖戦は先制を許した後、一時は逆転する底力を見せた。

指揮官は「先に点を取るまで後ろ(=守備陣)は0で、という部分は持ちながらやらないといけない」としながらも、昨季から先制された後は追いつけないケースが多かったことを挙げ「追いつけていることは、先に(点を)取られたこと以上に、僕はポジティブにとらえたい」と前向きだった。

次節のリーグ戦で対戦する横浜FCは、監督が代わり、ルヴァン杯柏レイソル戦で新監督で初勝利を挙げている。

相馬監督は「非常にアグレッシブなサッカーで勝っている」と警戒し「当然、エネルギーを持ち込んでくる。先制点の話にもつながるが、立ち上がりが重要になるとは思っています」と、先制を許さない強い気持ちをポイントを掲げた。

FWはエヴェラウドが離脱中で、東京五輪世代の上田は24日の神戸戦で右腕を負傷。19歳の染野も28日の鳥栖戦で後半19分に交代している。

相馬監督は、染野の状況について明言を避けたが「染野に限らず、全員、プレーできる選手は準備してもらっています。戦える準備が出来ているかは僕が判断してと思っている」と話した。【岩田千代巳】