北海道コンサドーレ札幌は1日、FWジェイ(38)の不適切な行為に対し、Jリーグとクラブから本人に厳重注意したことを発表した。

ジェイは4月28日ルヴァン杯アビスパ福岡戦(札幌ド)の試合中、福岡MFカウエ(31)に対し鼻をつまむジェスチャーをした。試合後、インターネット上ではその場面の動画が拡散された。人種差別的行為と批判も出ていた。

これを受け、Jリーグが両選手にヒアリングを実施し、ジェイの行為はカウエに対するリスペクト精神を欠くもので、サッカーを観戦、応援するファンやサポーターらへ対し不快な思いをさせてしまいかねない行為と判断。懲罰基準に照らした審議の結果、厳重注意とした。

ジェイは試合翌日の同29日、自身のツイッターで「口臭に対するジェスチャー。彼が私を言葉で侮辱したので」「私は人種差別主義者ではない」と説明していた。

クラブは「今後、同様の問題が発生しないよう、クラブ全体の啓発を強め、サッカーに関わる全ての人に対するリスペクトの精神を忘れずに挑むよう徹底して参ります」とコメント。クラブを通じてカウエ関係者へ謝罪をしたという。