名古屋グランパスが若手の活躍で三菱自動車水島FCに圧勝した。

前半36分にDF藤井陽也(はるや、20)が先制ゴール。その後も得点を重ね、後半44分には途中出場のMF石田凌太郎(19)もプロ初ゴールを決めて5-0と危なげなく勝利した。

リーグ戦では出番が少ない若手にとって、アピールする貴重な場でもあった。石田は「ワンチャンスを仕留められたのは自分にとって自信になる。(U-24日本代表の)相馬くんがいないからだと思うが、チャンスをもらった時にどう出せるか。自分の長所、強み、相手の嫌がるプレーを出せたらと思う」。

藤井も「若い選手が活躍すれば、チームにも刺激になる。守備はもちろんだが、得点という部分でもチームを助けたい」。マッシモ・フィッカデンティ監督(53)は「非常にポジティブな要素をものにできるかどうか。彼らのために幸せな気分です」と新戦力の強烈なアピールを喜んだ。