横浜F・マリノスは北海道コンサドーレ札幌に敗れて、2戦合計2-4でルヴァン杯の敗退が決まった。

スコットランドの強豪セルティックの指揮官となったポステコグルー前監督の退任後、松永英機暫定監督の初陣だったが、勝利で飾ることはできず。9日には天皇杯でホンダFCに敗れて初戦敗退しており、1週間で2つのタイトルを逃す、厳しい結果となった。

会見した松永監督は、前半は試合の入りが悪かったこと、後半は決定力が足りなかったことを敗因に挙げ、「残念な結果になってしまった」と肩を落とした。早い段階でポステコグルー監督の退任報道が出たこともあり、「これまでの2週間、選手もスタッフもメンタル的にきつい時間を過ごした」と、怒濤(どとう)の日々を振り返った。

日本代表活動でFWオナイウと前田は不在。前線の核を欠き、苦しい戦いを強いられた。9日の天皇杯で120分とPK戦を戦ったことで、コンディション調整が難しかったとも話した。

松永監督は、ポステコグルー監督が植え付けたスタイルの継続を掲げている。「選手たち、スタッフはその中でも、やるべきことは見せてくれた。ゲームのリズムを取れなかったけど、これをリーグ戦に結び付けたい」と、前を向いた。