横浜F・マリノスは清水エスパルスと引き分けて、リーグ戦の連勝が7でストップした。ホームの清水は、中断明け初戦を勝利で飾れなかった。

試合が動いたのは開始4分。清水MF滝の左FKをファーサイドのFWチアゴ・サンタナが頭で折り返し、中央のDF片山が左足で合わせた。

その後は一貫して横浜が攻め立て、前半だけで10本以上のシュートを放ったが、清水はGK権田がファインセーブを連発した。しかし前半39分、横浜は右にいたDFティーラトンのクロスをMF仲川が折り返し、ゴール前に走り込んでいたFWマルコス・ジュニオールが右足で合わせて同点とした。

前半の勢いそのままに、横浜は後半2分、FWエウベルの思い切ったシュートでついに勝ち越した。しかし同15分、清水はロングボールから3対2のチャンスを迎えると、FW後藤の左クロスをMF西沢がヘディングで押し込んで、途中出場2人の活躍で同点に追いついた。

横浜は東京オリンピック(五輪)代表FW前田を投入するなど、最後まで勝利を狙ったが、清水が終盤のピンチを守り切った。