J1リーグ戦で11戦未勝利が続くセレッソ大阪は18日、天皇杯4回戦でサガン鳥栖と本拠ヨドコウで戦う。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)や天皇杯では白星はあるものの、J1では4月18日浦和レッズ戦以来、約4カ月も勝ち星がない。開幕後は上位争いしていたC大阪が、ついに13位まで後退し、J1残留争いに巻き込まれる寸前だ。

レビークルピ監督(68)は17日、オンライン取材に応じて「私の長い経験でも(低迷を)打破する決定的なレシピは正直、分からない。だが、現状を把握した上でチームのベースを維持し、意思疎通を図って試合のイメージを統一するのが大事。1つの勝利で流れが変わるのは、今までも経験したこと」と、努めて冷静に話した。

鳥栖とは7月24日のJ1で3-3の乱打戦に持ち込み、ドロー決着になった。今週末の21日には最下位横浜FCとの対決が控え、中2日の強行日程が続く。

先発メンバーの起用に関しては悩ましいところだが、ブラジル人監督は「先(横浜FC戦)を考えて明日(鳥栖戦)を考えることはない。サッカーは試合で何が起こるか分からない。総合的な情報を集めて、明日のベストメンバーを決める」と一戦必勝を誓った。