J3藤枝MYFCの須藤大輔監督(44)が24日、リーグ後半戦での巻き返しを誓った。J3は約1カ月半の中断期間を経て、28日に再開する。藤枝は首位富山とアウェーで対戦。今月1日から練習の指揮を執っている新指揮官は攻撃的なスタイル構築を目指してチーム作りを進めてきた。

この日の練習でも攻撃に重きを置いて調整した。須藤監督は「自分たちでアクションを起こすサッカーが理想。ゴールを取るためにボールを大切にしたい」。就任後はボールを止めて、蹴る基礎を徹底。選手には攻撃時の細かいポジショニングを要求し、相手ゴール前に人数をかける戦術を浸透させてきた。目指すのはリスクも高いスタイル。それでも、「3点取られたら4点取る攻撃をやる」と、攻め抜くつもりだ。

中断期間では計4度の練習試合を実施。非公開で行った21、22日の実戦も「連勝した」と結果もついてきている。リーグ前半は3勝5分け6敗で11位。目標とするJ2自動昇格(上位2クラブ)は厳しい状況だが、諦めていない。「全部の試合で得点し、全部勝つ。そういうつもりでやっていきたい」と指揮官。藤枝が生まれ変わった姿で逆襲する。【神谷亮磨】