セレッソ大阪MF乾貴士(33)が、メモリアル試合に主将マークを巻いてフル出場した。この日の札幌戦は今夏の古巣復帰後、公式戦3試合目で初先発。0-2で完敗し今季2度目の3連勝を逃したが、ホームでは11年7月31日の鹿島戦以来の出場となり、小菊監督からあえて主将役に任命された。

新たに背番号23をつけた元日本代表は「思い入れのあるクラブで、主将マークは特別なもの。チームを勝たせられなかったのは自分の責任」と悔しがった。無得点は6試合ぶりも2列目を自由に動き回り、高い技術で会場を沸かせた。ただ札幌の攻撃的なプレーに受け身に回る時間が多く、シュートは打てなかった。フル出場はエイバル所属時の5月22日バルセロナ戦以来。体調は右肩上がりで「すぐにACLがあり、勝ってホームでみんなで喜びたい」。15日浦項(韓国)とのACL決勝トーナメント1回戦で、今度は復帰後ホーム初勝利を目指す。