ヴィッセル神戸が接戦を制し、3試合ぶりの白星を手にした。前掛かりのコンサドーレ札幌に押し込まれていた前半22分、右サイドからFW武藤が抜け出し、ペナルティーエリアに進入。折り返しをMF中坂勇哉(24)が右足でネットに突き刺した。

今季3点目の殊勲弾に、中坂は「チーム全体で立ち上がりは前から来るので、そこは狙っていこうと言っていた。いい形で抜けられたので、自分は信じて中に入るだけでした」と振り返った。

ホームで勝ち点3を挙げ、三浦淳寛監督(47)は「苦しい中で得点でき、失点しなかったのは非常によかった。選手スタッフが気持ちをひとつにできた」とねぎらった。何度もゴールに迫られながら、好セーブのGK飯倉ら守備陣が奮闘し上位戦線に食らい付いた。