J1、9位アビスパ福岡の長谷部茂利監督(50)は5位サガン鳥栖との九州ダービーへ必勝を期した。

21日、福岡市内で練習後にオンライン対応した。鳥栖とはここまで公式戦4試合2勝1分け1敗。隣県の難敵に対して「守備や球際が相当激しい。何回も対戦し(福岡は)何人もけが人が出ている。ポイントになる守備や球際は負けないようにしていかないといけない」と、闘志を燃やした。

鳥栖はビルドアップでパスをつないで崩し、守備の裏を突く攻撃を得意とする。前回3月のリーグ戦は、シュート2本、CK2本と攻撃を封じられ、スコアレスドローに終わった。だが、終盤戦に入り、3-0で鹿島を撃破するなど自慢の堅守カウンターの精度が向上しているのは強みだ。

前節湘南ベルマーレ戦は、勝利が見えていた後半ロスタイム7分の失点で追いつかれ、DFグローリは「ラストプレーで得点され、痛い失点だった」という後味の悪さは残った。

だが、長谷部監督は「押し込まれた時にどうするか。失点をする前のポイント3つを改善して行きたい」と前を向く。湘南戦の敗戦を踏まえ、きっちり修正して鳥栖戦に挑む覚悟だ。