日本代表の森保一監督(53)が欧州視察中の22日にオンラインで取材対応し、ドイツ2部デュッセルドルフに所属するMF田中碧、日本とドイツのハーフであるMFアペルカンプ真大の2人について、将来的な日本代表入りに期待を寄せた。

ボランチの田中は今夏の東京五輪でも主力として活躍。大会直前に加入したデュッセルドルフでもすでにチームの中心的存在になっている。森保監督は「実力的には間違いなく、将来A代表に食い込んでもらわないといけない選手。チームで存在感を発揮して、得点に絡むこともできる。結果を出していければ、自然と代表に入ってくると思う」と話し、1部といったさらに上のカテゴリーへの挑戦機会を得られるような活躍に期待した。

また、ドイツ人の父と日本人の母を持つアペルカンプはデュッセルドルフの下部組織出身。U-21ドイツ代表に選出されており、両国どちらの代表も目指すことができる。森保監督は東京五輪に向けてもアペルカンプの動向は見ていたという。「彼の成長や力を見て、サポートしていきたい。日本の代表を選択してほしいと思っている」と笑顔を見せつつ、まずはクラブでのプレーに集中してステップアップしてほしい気持ちを口にした。