湘南ベルマーレは、前半15分に、パリ・オリンピック(五輪)世代のMF田中聡(19)の今季2点目で先制しながらも、川崎フロンターレにロスタイムに逆転弾を許し、敗れた。

9月1日に山口智新監督が就任。就任後、初勝利を目指したが、またもおあずけになった。山口監督の一問一答は以下の通り。

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-試合の総括

山口監督 前半は素晴らしい戦いをしてくれて、いい守備から点を取るところまで、やってきたことを出してくれて満足できる前半だった。それが、残り45分でがらっと変わってしまって、結果につなげられないことに大きな問題があるなと。後半の立ち上がり1プレー目がすごく悪くて、全体的に後ろが重くなった試合でした。

-後半に関して、相手が3人交代した。その影響は

山口監督 選手の交代もそうですけど、前半より幅を使ってきて難しくされてしまった。うちのウイングバックが、前半はいい形でプレスに行けていたが、後手に回ってしまって、後ろに重くなってしまった。後半立ち上がりの1プレー目で、マルシーニョ選手に入れ替わられたところがちょっと尾を引いたところがある。そこは難しかった

-終了間際の失点で勝ち点0だが、相手を苦しめた、いい試合だった。収穫は

山口監督 結果を出さないと評価をされない世界ですし。いい試合をしたからといって、勝ち点につながるわけではないので。勝負の難しさもそうですし、後半と前半の戦い方で、自分たちがまったく違うチームになってしまった。同じようにできないと難しさは出るなと思います。

-終盤への持っていき方、選手交代を含めてどんなプランを

山口監督 下げられる(=押し込まれる)ことは想定して準備もしてきて、そこまで破綻もなかった。今までやってきた準備が、だんだん遅れてしまったのは問題。マイボールになったときの判断だったり、準備、質もそうですが、そこが前半と違っていた。窮屈さはありました。