キングの“今季初得点”は、お預けとなった。横浜FCのFWカズ(54、三浦知良)、MF中村俊輔(43)、FW渡辺千真(35)が4日、横浜市内の横浜FCサッカースクール保土ケ谷校で幼稚園児や、小学1、2年生の約30人と交流した。

1時間ほど、ミニゲームを行い、カズはチャンスメーカーとしてピッチを縦横無尽に駆け回り、“2アシスト”を記録。待望の“得点”そして“カズダンス”はお預けとなったが、存在感を示した。「1時間長いと思ったけど、あっという間でした」と、爽快な笑顔で振り返った。

ピンチとなるや、GKもこなす二刀流を披露。好セーブを連発した。マスクを着けた状態でのプレーとなったが、久しぶりの子どもたちとの交流。「こういう日を迎えられて、本当に子供の方がいろんなことを我慢させられたのでは、一緒に出来て参加して笑顔で、プレーしてる姿見てとてもうれしく思います」と充実した様子だった。

そして、サッカーの楽しさを再確認した。「いつも、サッカースクールとか参加した後、初心に戻る。小さい頃の楽しかったころに戻れる。自然にサッカーを楽しむ、草サッカー、ストリートサッカーじゃないけど、本能で出来るサッカーというか。子供の頃、僕もそうだった」と童心に帰ったようだった。