今夏の高校総体道予選で優勝した旭川実が駒大苫小牧を4-0で下し、2年連続の決勝に進出した。背番号10のFW居林聖悟(3年)が前半17分に2戦連発となるゴールを決め先制。「先に点を取ったことで勢いに乗れた」と振り返った。

今夏の総体道予選までは控えメンバーも、全国大会から主力として出場。初戦の新田(愛媛)戦ではCKで先制点をアシストし勝利に貢献した。2回戦の高岡第一(富山)戦はシュートを1本も打てずに敗れ「雰囲気に負けたら勝てないと知った。もう1度全国で勝負したい」と、3年ぶりの選手権切符を見据えた。

プロ野球ドラフト会議でロッテ育成1位指名を受けた野球部の田中楓基投手(3年)はクラスメート。「大会前に『頑張れよ』と言われている。去年は決勝で負けているので何としても勝ちきりたい」。友のエールを、復権への力にする。