アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場圏の3位を争う直接対決は、ヴィッセル神戸が0-2から追いつき、大きな勝ち点1を手にした。

先に主導権を握ったのはホームの名古屋グランパスだった。前半6分にガブリエル・シャビエルのロングパスが左サイドの相馬へ。ゴール前のクロスに詰めたFW前田が左足で押し込み、先制ゴールを決めた。

さらに同14分、ハーフライン付近でボールを受けたFWシュヴィルツォクがゴール前まで運ぶ。パスは選択せず、鋭い切り返しの連発で神戸DFをかわし、左足で2点目を決めた。

神戸は後半開始からFWボージャンを投入し、立ち上がりから攻め込む。14分、CKからDFフェルマーレンが頭で落とし、こぼれ球に詰めたFW武藤が反撃の1点を決めた。

さらに後半30分過ぎ、FW武藤がペナルティーエリア内に侵入し、名古屋DF吉田が後方からタックル。その時点で主審の笛はなかったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定でPKを獲得。MFイニエスタが同点のゴールを決めた。

神戸は3位を死守。名古屋は得失点差で4位に浮上も、2点リードを守り切れず悔しい結果となった。